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2011.2.22 小千谷市の高の井酒造の酒蔵訪問 |
昨年末より取り扱いを始めた純米吟醸酒田友(でんゆう)、原料米に魚沼の棚田で栽培した越淡麗を使用したこのお酒の醸造元である高の井酒造を自分の目で確かめたくて、2011.2.22に蔵を訪問し、見学をさせて頂きました。 |
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ようやく道路の雪はなくなったものの、屋根にはまだ1m以上の雪が残る小千谷市の高の井酒造、案内していただいたのは和田杜氏(写真中)、物腰の柔らかい、しかし職人気質の口ぶりのベテラン杜氏さんでした。午前中の忙しい時間での訪問でしたが、出荷準備でビンを包装している蔵人さん達は、わざわざ作業の手を止めて挨拶してくれます。非常に恐縮はしたものの、こんなに心からの挨拶をしてくれる蔵人たちは初体験だったので、蔵見学は始めから感激のスタートになったのです。 |
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さて、まずは原料米を洗う洗米工程と米を蒸す蒸米機、湯気と轟音が立ち込めていて、杜氏の声もいまひとつよく聞き取れないほどでした。 |
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続いて蔵の心臓部ともいえるこうじ室、高の井酒造の“こうじ米”は、ほとんどをこの回転天幕式製麹機で作られます。実はこの機械はこうじ米作りでは最先端を行く道具、安定して高品質のこうじ米ができる事から、あの有名銘柄でしられる朝日酒造でも採用しています。高の井酒造はそれに先んじての導入だったとか、いい酒作りへの貪欲さが垣間見えるエピソードでした。 |
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続いては酒母(しゅぼ)室、お酒造りに活躍する酵母(こうぼ)を純粋培養して増やしているところです。特別に味見をさせて頂きましたが、いままで色々な各蔵を見学してきましたが、酒母の味見は実は初体験です。その味は…、乳酸菌が入っているせいか“お米の粒が残る大人のカルピス”って感じした。 |
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次はいよいよ仕込みタンク室、まだ仕込みから日が浅いものが多く、まだお米は溶けきっていない“おかゆ”のような状態でした。目を近づけるとお米の間からプチプチと酵母が発生する炭酸ガスの小さな泡が見て取れます。仕込み室ではいつも思うことですが、お酒はまさに生き物、神秘の姿でした。 |
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最後は“ヤブタ”と呼ばれるお酒を搾る道具の横を抜け、搾りたての純米酒をきき酒します。その口当たりはあくまでも柔らかく爽やかで、市販酒より明らかにアルコール度の高い原酒のはずなのにそれを感じさせないものがありました。最後はお見送りしてくださった山崎専務と記念撮影、こうして初めての高の井酒造の蔵見学は、大満足のうちに終了しました…。 |
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田友
(でんゆう) |
“友が集うところ田友あり”自然あふれる魚沼小千谷の棚田(たなだ)で契約栽培した、新潟で開発された高級酒用酒米『越淡麗(こしたんれい)』を100%使用しました。 |
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■価格 :720ml 1800円 ■化粧箱入 |
■規格 : 純米吟醸酒
■アルコール度 : 15.5%
■原料米 : 越淡麗(麹米/掛米)
■精米歩合 : 55%(麹米/掛米)
■成分値 : 日本酒度+2 酸度1.5 アミノ酸度0.9
■味 : 香り/高い 甘辛/やや辛口 淡麗さ/やや濃醇
■飲み頃温度 : ○冷や ◎常温 ○ぬる燗
■推奨保存方 : 冷暗所にて
■通年出荷品
■出荷 :通常便(ご希望の場合クール便出荷) |
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